あなたの腕まで、あと何センチ?
朝日が、カーテンの隙間から入り込んで私は、つぶってた目を開けた。
まだ、凌は横で寝息をたててる。
私は、そっとベッドを抜けるとシャワーを浴びに行く。
脱衣所には、凌の歯ブラシ・ひげそり・タオルがおいてある。
一瞬、全部を窓から捨てたくなる衝動にかられた。
でも、辞めて…頭から熱いお湯を浴びる。
凌は、私の事が好きなの?
なんで、つきあってるの?
凌は、先輩の事が好きなの?
なんで、つきあってるの?
頭の中が、おかしくなりそうだった。
あの時してたキスは、先輩が突然したんじゃなくて…。
お互い求めあったの?
頭の中が、いっぱいいっぱいになっていく。