あなたの腕まで、あと何センチ?
次の日、学校に行くと苑子が突然詰めよってきた。
『何、アンニュイな顔してんの?』
『えっ?』
私は、はっと我に返った。
『なんか、思いつめてんの?』
『…罪悪感に、さいなまれてる。』
『何、悪い事したの?』
…私は、黙ってしまった。言っていいのか、悪いのか…頭の中をグルグル駆け巡ってる。
『…悪い事はしちゃダメだけど、した時はちゃんと軌道修正しなきゃダメだよ。』
『うん…。』
私は、罪悪感に包まれた。
…でも、何とも言えない気持ちでいっぱいだった。