あなたの腕まで、あと何センチ?
閉店作業をおえて、表で待ってる愛里の元に急ぐ。

『お疲れ様。』

手をフリフリ降りながら、愛里が声をかけてくれた。

『ごめんね。ご飯どうする?』

『ファミレス行く?』

『そうだね。チョイスに行く?』

そう言って私達は、二人で近くのファミレスに行った。

愛里は、大好きなチキンステーキの和風セット。

私は、いつものミックスグリルのサラダセット。

最後のデザートは、二人ともとろける杏仁豆腐。

食べ終わってからも、他愛のない話をして、笑ってはしゃいで、店を後にする。

でも、愛里からは一向に本題がでてこない。

すごい疑問に思った頃。

二人で、月に照らされた道を歩いてると、ボソッときりだしてきた。
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