君と見た空。
こない、こないこないこない!!!

イライラと共に焦りが募る。


時計と、エレベーターの階がわかるランプを交互に見つめた。


「もう限界!」

僕は階段のほうに走り出した。


茜、茜、茜、、、、、。

君の声が聞きたいから、

君の顔が見たいから、

君をこの腕で抱きしめたいから。。。


「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ。」

激しい息切れが続く。

さっきから走りっぱなしだったからね。。。


病室の前には、僕たちの担任の先生と、

茜の両親らしき人がいた。


先生は僕に気付いたらしく、

目を丸くしていた。



< 43 / 82 >

この作品をシェア

pagetop