君と見た空。
「おいっ!塚本、学校はどうしたんだ?」

僕は先生の言葉を無視してしまった。


「先生、、、ゴメン。」

聞こえないくらいの大きさで、

僕は謝った。


病室の前に立ち、じっとドアを睨んだ。


心臓の音がどんどん早まってくる。


ガラガラガラ。

恐る恐る扉を開けた。

目の前に映るのは、

白いベットと窓際に飾られた一輪のひまわりだけだった――。


「あ・・・かね??」

彼女の名前を呼んでみる。

けれど、部屋の中はシーンとしていて、

返事は返ってこなかった。。。


「・・・う・・・ん。
 
 りょ・・・う・・・。」



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