君と見た空。
白いベットの中をよく見ると、

見覚えのある顔、

茜の顔が見えた。。。


彼女は寝ていたらしく、

普段あまり見せないような可愛い寝顔だった。。


僕はその場にヘタッと座り込み、

ホッと息を吐いた。


「ん・・・ん?」

彼女は目を覚ましたらしく、

僕のほうをぼうっと見つめてきた。


「なんで遼がここにいるのよ!?」

やっと気付いた?

僕はただ、ただ微笑んで、

茜のことを見つめ返した。


「???」

しばし沈黙が続く。


僕は、今、茜と居れるこの一瞬の幸せを、

ひっそりとかみ締めているだけだった。。。
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