君と見た空。
「遼~早く準備しろよな。

 また部活遅れるじゃん。」

前と、変わらない生活。


「もうちょい待って・・・。

 あ゙、行っちゃった。」

光輝は、僕のことを置いて、

いつの間にか教室を

出て行ってしまっていた。。。


茜と連絡をしなくなって、もう、

2ヶ月が経った。


周りの人たちは「茜」という名の、

女の子の記憶さえも薄れていき、

何事もなかったように生活をしている。


僕は――――?


季節も、

むさ苦しいほど暑かった夏から、

美しく咲いていた花をも散ってしまう、

冬へと移り変わっていった・・・。
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