俺がこの空を見上げる意味
時が経つにつれ、俺たちはだんだん仲良くなってった。
俺は最初は耶粗と仲良かったけど、次第に芦多が好きになってったんだ。
お前は?
俺を友達だと思ってくれてたか?
今になって、どうだったのか心配になってきた。
「うるさい。」
と叱りながらも、お前は俺を助けてくれてた。
反発して悪さをしたときも、お前は一人黙って俺を助けてくれた。
昔から反りのあわなかった師に意地悪で罰を受けたときも、冬の寒い中、お前は雪掻きを手伝ってくれた。
俺より成績がよくて、課題がたくさんあったにもかかわらず。
友達だって、信じていいな?
俺が、密かに灯世に惹かれてたとしても。