病弱少女と学級委員長。
「はじめまして。貴方が鈴木百合花さんだね?」
「はい。そうです。」
「3年4組担任の早坂太一だ。よろしく。」
先生は優しい笑顔で私に手をさしのべてきた。
「よろしくお願いします!」
なんだか安心した私は握手をして、先生に3年4組まで誘導してもらった。
教室につきドアを通り中へ入ると教室がシンとした。
すると先生がそんな空気を断ち切るように、
「皆、彼女は転校してきた鈴木百合花さんだ。漢字は…」
と言いながら黒板に私の名前をかいていく。