病弱少女と学級委員長。

しばらく2人でホテル付近の観光地を回っていた。

私達は最後に有名な神社に行こうと約束していた…が。

まったく道が分からなくて完全に迷子になっていた。

とにかく極限まであたまを回して考えて歩いてもまったく着かない。

周りには田ばかりで人1人もいない…。

とにかく私達は近くにあるベンチに座り、現在地を確認していた。

「…百合花…わかる?」

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