秘密の通信
しかも、


鳴ってるには出るしかないと思って


出た。



「も、もしもし・・・」


「あっ、それ俺のケータイ!
 今どこにいるの?今から行くから」

「あの・・・、
 名前教えてもらえませんか?」


「俺?俺は、福井咲斗。知ってる?」

福井咲斗(フクイサキト)

それは、



まさしく、王子の名前。


学園では知らない人はいない。


「えっ、あ、あの福井君?」


「咲斗でいいよ。
 それに、俺そんなに有名?」


「う、うん。
 かなり有名・・・」

「そ、それで今どこ?」

「屋上・・」



「今から行く」

え?

逃げなくちゃ!!







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