秘密の通信
何で逃げるかって?


それは、


一緒にいるところ見られたりしたら

学園中の女子を敵に回すことと同じことだから!!


ひたすら走って、教室のドアを開ける。


まぁ、みんなは理科室だから

誰もいないわけで・・・。



静かだし、


「寝よーーー」


ってわけで、寝てたのに・・・


「ゃねー、ぁやねー、絢音!」

って言う、初音の声で台無し。


初音って言うのは

私の数少ない友達の一人。


実は私、少人数派で友達は少ないんだ。

それに、初音だけで私は十分だし。


「帰りにパフェ食べに行こうよ。
 いいところ見つけたんだ♪」

「うん、いいよ。楽しみだなぁ」


「じゃあ帰ったら連絡してね?」

「わかった」









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