何度でも君を・・・
それからは雄輔の家の話に触れることはなかった。
てゆうか、触れたくなかった。
あれ以上深く聞いたら…なにをされるかわからない。
あたしは、零ちゃんと瑠璃ちゃんに相談することにした。
「零ちゃん、瑠璃ちゃん…相談があるの」
「ん?」
「何ー??なんでも言ってみなさいっ!!」
瑠璃ちゃんは聞く気満々。
零ちゃんも聞いてくれるみたいだ。
「あのね…」
あたしは、2人にこれまでの雄輔の態度の話をした。
「…確かに、おかしいね」
「家になんかあるのかねぇ。」
「わかんないけど…これ以上聞いたら、なにされるかわかんないし…。」
「よしっ」
そう言って瑠璃ちゃんは立ち上がった。
「こうなったら、布田といつも一緒にいる男子に聞いてみよっか!!」
「そーだねぇ!瑠璃ちゃん頭いい!!」
零ちゃんが楽しそうに言った。
あたしは、雄輔のことを勝手に調べるのはいやだと思ったが…今回ばかりは仕方のないことだと思った。