何度でも君を・・・

あたしの体が前に倒れる。



目を瞑った瞬間、優真君に支えられて。





「舞!?大丈夫か!?」





「だ………じょ……ぶ…」




大丈夫、と言いたいのに頭が痛すぎて声にならない。





あたしは知っている。




この頭痛は記憶を思い出すときにおこる。




目を閉じた瞬間、頭の中に言葉が浮かんだ。




『泣いてる舞もかわいかったけど』



『あっれ~??舞ちゃん、何赤くなってんの~??』



『…手、繋ぐ??』




『きらいにならないで』



『寝るなら、オレに寄りかかって寝ろ』




『舞ちゃ~ん??好きだよ??』



『オレは好きだぜ??』









なにこれ…





言葉と共に浮かんでくるのは、懐かしいあの日の映像…。





ここに写ってるのは…




あたしが大好きな…………………




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