何度でも君を・・・


教室には、いっぱい人がいた。


ここで話したら聞こえるかな…


まぁいいやっ!!



あたしは、自分の席に座って、隣の席と机をくっつけた。



そこに零が座って、やっと一息ついた。



あたしがお弁当を食べていると、零がものすごく不機嫌な顔できいてきた。



「さっきのはなんだったの??」



「ん~手紙渡した。」



「は??手紙??誰に??」



…あれ?零に言ってなかったっけぇ?


あたしは、告白のこと、今手紙を渡したことを説明した。



「ふ~ん…そうだったの…。でもさ、もし高谷が屋上来てくれなかったらどうすんの?」



…そんなこと考えてなかった…


「…えっとぉ…その…来るまで待つ?」



「何時間も待つ気??」



「え~…うん。」


「はぁ…」


なぜか零がため息をついた。


あたしが頭の上にハテナを浮かべていると



「…そーゆーときは、何時に来てくださいって言うのが普通でしょ!」



…そーなんですか?

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