夏の背中


「あ!じゃあメアド教えてよ!」
「ごめんなさい、遅刻しそうなので…」
「大丈夫大丈夫!赤外線なら1分もかからない!」


女の子かわいそう…
宇美はその辺にしておけと
止めに入ろうと翠に寄っていく


「翠、その辺n「うぉりやあああああ!!!!!」」







目の前をなんかが通った


ヒョイ


翠は飛んできたものをあっさり避け何事もなかったような顔をしている


ぐしゃ



飛んできたのは地面に倒れる


「…いったい………」


飛んできたのは人だったみたいだ

「相変わらずとろいなー保志は」

翠はニヤリと笑う


「おはよう保志。」
宇美は手を差し延べる


「おはよーっ
やっぱり翠にかわされるなあ…」


五十嵐 保志(いがらし ほし)
宇美の親友でもあり
翠の幼なじみ
いや、しつけ係。
片っ端からかわいい女の子に
絡む翠を抑える役なのだが
運動オンチすぎて
今みたいにかわされる


「避けないでよね~」
保志は自分のスカートの
汚れを落とす


「とろすぎて避けようとしなくても避けれるんだよ!
ってさっきのかわい子ちゃん
いなくなってる!!」
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