*promise*
あたしは治療をやめてから苦しい
毎日は終わった。
でも確実に最期の日まで近づいている。
「…みさき!見て!」
隆はいつものように病室に来て
くれていたときだった。
隆は窓の外を指差して言った。
「…雪…ふってる……」
「…クリスマス一緒にいような」
そう言って隆は笑った。
ちょうど1週間前のことだった。
あと1週間後にはクリスマス。
あたし…クリスマスくるのかな?
なんとなくだけどこの日くらいから
自分はあと少しなんだと
わかって来ていたのかもしれない。