幸せの欠片

4月といってもまだ肌寒い。

翔月が差し出したのは赤チェックのミニスカート、黒とグレーのボーダーのニーハイソックスに、長袖のTシャツと黒カーディガンというシンプルな服。

「ありがとう…翔月のうちのイメージってどんなの?」

「うーん…お馬鹿な妹…?」

「ひどっ!!(笑)」


そんなことを言いながら着替え終わると、


「いよぉしっ!!行くよっ☆」


優佳に引っ張られて家を出た。


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