幸せの欠片


「俺だけのものになってくれないなら…」



そう言って圭介は私の首に手をかけた。



「け…すけ…やだ…たすけて…」



気を失う寸前、ドアが開く大きな音と、そんな自分の声が聞こえた気がした。
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