幸せの欠片

目の前には、赤い顔で俯く恭輔が…

「返事…聞かせてくんないかな…」


「…まだ…まって…少し、考える…」


「うん。わかった。…じゃあ飲もーぜ!!」


困惑気味に答えた私の頭をぽんっと軽く叩いて恭輔が言った。

みんなは「えー、返事はー?」とか不服そうだったけど、とりあえずその日は私の誕生日を祝ってくれた。
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