幸せの欠片

「舞嘉…?ちょっと、向こう行こう?」


人気のない場所に来て、私は切り出した。

「…変なとこ見せてごめんね?ほんと…今更言われてもって感じだよね?」


恭輔の顔が見れない。


「舞嘉。我慢すんな。」

「な…なにも我慢なんて…」

「舞嘉俺の顔見れてないじゃん。舞嘉、自分が泣きそうなとき人の顔見れないって知っ てた?」



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