幸せの欠片

一息おいて、翔月が話し始める。


「早速ですが、本題に入らせていただきます。舞嘉さんが私の家で一緒に住むことを許していただきたいのですが。」

「いいわよ。こんな子…うちのいい恥さらしよ。夜遊びして、成績だって学年15番ですって?恥ずかしい。荷物まとめてってちょうだい。…あぁ。高校だけは卒業してくれる?私たちにも世間体ってものがあるのよ。」


悲しくて涙が頬を伝った。



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