キミに捧ぐ愛
・・・そうだっ、龍也!!




『龍也に近づいたら許さないから!!』





ドクン、ドクン・・・。




夏花ちゃんの言葉がこだまする。






「おねーぢゃん・・・

お腹すいたよぉ~!」





・・・今は、和葉のためだから。




私が我慢すれば、きっと大丈夫。






「・・・和葉、今から私の友達ン家行くけど
いいよね?」




『友達』と呼べる人は、やっぱり龍也しかいない。




近づいたら、また夏花ちゃんに・・・




でも今は、そんなこと考えちゃダメだ。



和葉のためだから、我慢しよう。
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