不器用な彼氏 3

「ご挨拶遅れました。杉本聖夜と申します。
このたびは本当に迷惑を掛けたと思っています。」
そして、聖夜は深深を頭を下げた。
「お母さん。あたしね？妊娠しちゃったの・・・」
「え・・・？」
「本当に申し訳ございません」
「あたしも悪いの…聖夜だけじゃない。」
お母さんはあたしたちの前のイスに
座り、話し始めた。
「お母さんもね？出来ちゃった結婚だったのよ。
　親にも怒られるし…もう嫌になった。でもね？
　あなたがここにいるって思うと嬉しくて　乗り越えられたのよ！」