Luv Song〜届かなかった唄〜

第二章.絶望

Subject:無題
おはよぉ・・・眠い・・・行ってきまーす・・・いざライブへ〜!


次の日もメールをくれた。
昼ご飯の写メをくれたり、それをまた保存したり。
そんな単純なことなのに「死んでもいい!(笑)」って馬鹿なことを思えるくらい幸せだった。


「そぉ言えば、春菜にお礼言わなあかん!!!」


幸せの絶頂にいた私は春菜にお礼を言うのを忘れていた。
直ぐさまお礼メールを送ると、春菜から意外な返事が返ってきた。

Subject:無題
あれ?優太くんからメール来たん?忙しいからライブ終わってからメールするって言ってたのに。
でも、本間よかったな☆


・・・え?じゃぁ、今もすごい忙しいのにメールしてくれてるってことやんな?


好き好き好き好き好き!!!!


好きでいっぱいになる。
まだ一日しか経ってないのに優しい部分がいっぱい見えて、好きな部分がいっぱい増えて・・・
気持ちは大きくなるばかりだった。


いつか遊べたりするんかな?
一緒にカラオケ行けたらあの曲歌ってほしいな!


妄想は膨らむばかり☆


でも・・・メールを始めて二週間くらい経ったある日から急に連絡が途絶えた。
毎日朝起きたらメールがきてたのに・・・
うざがられたくない私は、自分から連絡せずにじっと待った。


そして、メールが来なくなって一週間が過ぎた。
< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop