銀色幻夢
不安で、不安で仕方ない。


私は、これからどうしたら良いのだろうか。



拭えない不安を抱えて、涙を流して。


……もう、やだ。



「………白弥。」


返事は、無い。


それが、どういう事か、私には分かる。


……私の質問に、答えられないと無言で伝えてる。


それを分かっているのに、質問を続ける私は、きっと卑怯なんだろう。



「私……、これからどうしたら良い? 今、何をしたら良い? ……これから、何を信じたら良いの…!?」




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