銀色幻夢
その先には?
私が村へ降りた日から、大胆7日程経った。
あれから不安定だった私も、静かな日々の中で落ち着いていった。
……でも、やっぱり不安は拭いきれなくて、白弥に隠れて泣いてしまう時もある。
今も、だ……
声をあげて泣く事は無いけれど、自分を落ち着かせるには十分。
そして、今居るこの場所は、私の一番好きな場所だから。
静かな涌き水の音と、木の枝が揺れる音だけが響く、小さな池。
今まで、この山にこんな場所があるなんて、知らなかったなぁ…