銀色幻夢
「生憎だが、見るつもりなら堂々と脱がして見るさ。人間と違って、な。」
顔色一つ変えずに返される。
何か凄い事を言われたような気がしたが……まぁ、そこは置いといて。
「じゃあ、何の用? 見ての通り、水浴び中なんだけど。」
問い返せば、白弥の口元だけがにやりと笑う。
「朗報だ、砂雪。村の連中は、本気でお前を裏切り者として探し出す気らしいぜ。」
「………そう。」
ざぁっと風が吹けば、水面(みなも)が波打つ。
……覚悟はしていた。
和成を刺してしまったんだもの。
追われるのも、目に見えてた。
けど、だけど……
顔色一つ変えずに返される。
何か凄い事を言われたような気がしたが……まぁ、そこは置いといて。
「じゃあ、何の用? 見ての通り、水浴び中なんだけど。」
問い返せば、白弥の口元だけがにやりと笑う。
「朗報だ、砂雪。村の連中は、本気でお前を裏切り者として探し出す気らしいぜ。」
「………そう。」
ざぁっと風が吹けば、水面(みなも)が波打つ。
……覚悟はしていた。
和成を刺してしまったんだもの。
追われるのも、目に見えてた。
けど、だけど……