最後ノ曲ヲ



「ハァアアアアアア!?だってお前、今度ボーカルつれてくるっていったじゃん!あれはボーカルきまってるみたいな言い方じゃん!」





「うん。だから今現につれてきてるよそこまで。」




「ハァ!?おま、この短時間で探したの!?適当に中学の奴らあらかじめ誘ったりしてなかったの!?」





「だって男ばっかじゃうさんくさくね?俺女友達いないし、遊び人はいっぱいいたけど。さすがにバンドたのめなくね?」





「じゃあお前どっから探してきたの!?」




「え?楽器屋。」




「てっめえええええ!!!」



彼方に襲いかかりそうになる俺を必死でシュウが止める。




「ハァ・・ハァ・・ それで?楽器屋でどうやって見つけたの?」





「え?キーボードひいてたから。キーボードうまかったから。・・・かわいかったし。」





「てっめええええええええ!!」




「ちょ、ま!落ち着けお前ら!ほんと!ほんと・・・ね?」




「なにが・・ね?だああああ!!!お前あきらかに最後だけの理由だろうがあああ!!」




「いや、たしかにそうだけどさ!」



「そうなのかよ!!」
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