すべり台〜あなたと過ごした20年〜

7歳〜猫〜

小学校の入学式。

皆ピカピカのランドセルを背負い机に座っている。

私と幸は隣の席。

この学校の席順は名前の順ではなく、背の順でもない…。

家の近さらしい。

多分、帰りの班別けを簡単にするためだろう。
(うちの考えだけど。)

皆揃って体育館に移動。

そして校長の長い話。
皆苦手だろうな〜。

長い話が終わり教室に帰って休み時間。

「幸くん…暇だね…。」

「うん…暇だね…」

教室で何をして良いのかわからない私達は暇を持て余していた。

「早く先生来ないかな〜。」

「ねぇ〜。」

こんなつまらない会話をしていると後ろから、

「ねぇ!なんで暇そうなの?」

アイドル見たいに目がキラキラしてる女の子と、いかにもサッカー好きって感じの男の子が私達に話し掛けて来た。

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