DEBU専すくらんぶる
 俺の挑発に外野の男子(竹中と黒田以外)から「いやいやいや」「お前らだけだ」などと雑音が聞こえる。
 熱い男たちの告白をうけてまんざらでもなさそうなキャサリンは「んー」と少し考え込み、すぐにあるアイデアを思いついた。
「わかりました皆さん。では私の回答を申し上げます」
 キャサリンは言葉を止め求愛者たちの顔を順々に見やり反応を楽しんだ。俺は両手のこぶしを握り締め腰の高さに上げ若干前かがみになり歯を食いしばった。別にこのポーズに意味は無かったがなんとなく取っちゃったのだ。
「私は強い男が好き。したがいまして、ここにキャサリン争奪杯異種格闘技トーナメントを開催いたします!」
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