DEBU専すくらんぶる
リング上で二人はにらみ合った。激しい歓声が二人を包んでいたが、当の本人たちの耳には届いていない。
「さあついにはじまってしまいました。第一回戦は竹中選手対黒田選手、二人とも格闘技経験はおろか運動部に所属したことすらありません!日焼けしていない白い肌がまぶしい両選手。この試合放送席のお二人の予想はどうでしょうか?」
「黒田君は学校にまでプロレス雑誌を持ってくるほどのプロレス好きだし、体も大きいから有利だと思います。裸で男の子が男の子を組み敷くのはいろいろな意味で女子のハートをくすぐるものがあります、竹中君の必死の抵抗にも期待しましょう!」
「やおい属性が垣間見えるコメント、三好さんありがとうございました。ではキャサリン嬢はどうでしょう」
「私のために男の子達が争うだなんて、そんな・・・」
「けしかけた張本人のコメントとは思えませんが、リング上では両選手がジリジリと距離を取り合っています!」
リングでお互いをけん制していた二人であったが、不意に黒田が浮かべた笑みが竹中をはっとさせた。
「さあついにはじまってしまいました。第一回戦は竹中選手対黒田選手、二人とも格闘技経験はおろか運動部に所属したことすらありません!日焼けしていない白い肌がまぶしい両選手。この試合放送席のお二人の予想はどうでしょうか?」
「黒田君は学校にまでプロレス雑誌を持ってくるほどのプロレス好きだし、体も大きいから有利だと思います。裸で男の子が男の子を組み敷くのはいろいろな意味で女子のハートをくすぐるものがあります、竹中君の必死の抵抗にも期待しましょう!」
「やおい属性が垣間見えるコメント、三好さんありがとうございました。ではキャサリン嬢はどうでしょう」
「私のために男の子達が争うだなんて、そんな・・・」
「けしかけた張本人のコメントとは思えませんが、リング上では両選手がジリジリと距離を取り合っています!」
リングでお互いをけん制していた二人であったが、不意に黒田が浮かべた笑みが竹中をはっとさせた。