DEBU専すくらんぶる
ついに始まってしまった。俺は竹中から軽く半歩くらい下がって竹中との間合いをはかる。左手をあごの高さで、右手は少し引いて胸の辺りで構えた。格闘技経験はないがテレビで見た空手だとこんな感じだったはずだ。
竹中はその場で微動だにせずじっと上目使いで俺を睨んでいる。ノーガード。なんたる余裕だ!これが勝利の味をしった漢の成長なのか!
30秒、1分・・・。
「ファイッ!ファイッ!」
お互いを見つめ合い動かない俺達をレフリーがけしかける。
やがて竹中が焦れてきた。
「なあ、お前は転ばないのかよ・・・」
「俺はころばないよ・・・」
竹中の顔に動揺が走る。と、突然竹中は両膝をついて崩れ落ち、両手をマットに叩きつけた!
「お前が転んでくれないんだったら、俺はどうすりゃいいんだよ!」
「ダウーン!」
竹中はその場で微動だにせずじっと上目使いで俺を睨んでいる。ノーガード。なんたる余裕だ!これが勝利の味をしった漢の成長なのか!
30秒、1分・・・。
「ファイッ!ファイッ!」
お互いを見つめ合い動かない俺達をレフリーがけしかける。
やがて竹中が焦れてきた。
「なあ、お前は転ばないのかよ・・・」
「俺はころばないよ・・・」
竹中の顔に動揺が走る。と、突然竹中は両膝をついて崩れ落ち、両手をマットに叩きつけた!
「お前が転んでくれないんだったら、俺はどうすりゃいいんだよ!」
「ダウーン!」