DEBU専すくらんぶる
 2008年1月、冬休みも終わり学校が始まった。 
 澄んだ冷たい空気はデブ専スカウターを通しても青空。学園までの道、すれ違い横切り追い越し追い越される、通勤のサラリーマンやOLや登校する学生たち。
 そんな彼らがちょっと怪訝な顔で俺を見る。
 でも俺だってお前らをちゃんと見ている。
(中、ぽっちゃり、ガリ、ぽっちゃり・・・)駄目だコイツら、ぜんぜん駄目。がっかりだ。プレッシャー値が50を超える奴がろくにいない。
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