DEBU専すくらんぶる
「さあ!もはや制限時間いっぱいです!レフリーの斉藤先生がキャサリン選手のボディーチェックに遠慮がちなのは彼女が女だからなのか理事長の娘だからなのか!三好さんはこの戦いについて・・・」
「カルマ負けろー!キャサリンやっちまえー!」
「まあいいでしょう。試合開始です!」
 カーン!
 ゴングと同時に俺の体が前へ動いた。情熱の暴走、これすなわちロック!間合いなど必要ない。攻撃あるのみだ!
 ドンッ!俺の突撃を正面で受け止めるキャサリン。ビクともしない。
「あら?私に相撲をいどみますの?手加減はいたしませんわよ」
 俺の体が強い力で引き寄せられる。
 なんとういう心地だ!俺のからだ前面を覆い尽くす肉の羽衣、天にも舞うようなプレッシャー!
< 31 / 37 >

この作品をシェア

pagetop