DEBU専すくらんぶる
「若干侮辱的ですけどアナタが私のグラマラスバディーに悩殺されてしまったのはよくわかりました。だけど私の好みも聞いてほしいものですわ」
 うふふ・・・
 男の好意を勝ち得た女性だけに許される含み笑い、黄色い大輪のような笑顔、プレッシャー。
 登山家は「そこに山があるから登るのだ」と言う。
 それについてはよく分からん。
 でも俺は君に出会ってしまったのだ。
「ちょっと待てやー!そこのデブ、てめえ人の男に手ぇ出してんじゃねえぞクラァ!」
 想いは星のようにいくつも連なって恋の星座を作り出す。
 またひとつ、シズカという星が瞬きはじめたのだ。
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