恋人ごっこ
ダークブラウンだったハードな俺から、随分と違う冒険をしたつもりだ。
色を抜いて、不自然にならない程度に金色に。
そして、パーマをかけた。
ふわふわだ。
俺は天使になったんだ。
ネネは普段から、俺の女好きを指摘していた。
女の敵だと。
俺は遊んでいるわけじゃなんだ。
きっと、スタイルがそう思わせていた。
天使になったことど、純粋さを表現する。
そして、来るもの拒まず。
万人を愛する神のように、プラスのイメージを与えようという作戦だっだ。
おかげで昨夜も、一人の由紀ちゃんと出会い、俺は一晩愛してしまったわけだ。