○○を想うと~special Fan book~
「ん、ん~~~っ!!」
「ふふっ。カワイイ。
こんなキスで感じてたら、この先きっともたないよ??」
部長のなめらかな舌が
俺の口の中を刺激する
歯列をなぞられ
上あごをツウっとなぞられ
思わずピクンと女の子のように
カラダがはねる。
――な、何感じてんだ俺!!
相手は部長だぞ!?
戸惑う頭の中と
快感に従順な俺のカラダ
相反する2つの感情にとりつかれて
ワケのわからない状態に陥っている
思考回路
感じちゃいけないと思う一方で
部長のキスを気持ちいいと思う俺もいる。
――だあぁぁぁ~!!何やってんだ!俺!!
その理解できない感情に
押しつぶされそうになっていると
「意外と強情だね。
素直になればいいのに。」
そう言って
部長はクスクス笑う。