○○を想うと~special Fan book~
「は、はぁ!!?」
何言ってんだ!!
この人は!!
どう考えてもおかしいだろ、この人!!
ドエロでド変態な
目の前のドS部長
そんなオトコにいいようにされてる俺も俺だけど…
なんだかその俺様な態度と言い方にムッとして
「素直にって何なんですか!!」
フンッとそっぽを向きながら、コドモのように言い切ると
「気持ちよかったんだろ?
俺とのキス。」
そう言って
勝ち誇ったかのように
部長が笑う
「はぁ!?」
「気持ちよかったからやめられなかった
俺のコトが好きだから、拒めなかった
そうだろう?藤堂」
目の前にいる悪魔は
俺の頭をポンポンと優しく叩くと
「オマエの感じた背徳感や罪悪感は俺が全部受け止めてやる。」
「部長…」
「スキだよ、藤堂。
全部全部俺のせいにして構わないから、今だけは俺に溺れろ。」
そう言って
俺のカラダを
優しく真綿でくるむように
抱きしめた。