○○を想うと~special Fan book~


「は、はぁ!!?」



何言ってんだ!!
この人は!!


どう考えてもおかしいだろ、この人!!




ドエロでド変態な
目の前のドS部長




そんなオトコにいいようにされてる俺も俺だけど…




なんだかその俺様な態度と言い方にムッとして




「素直にって何なんですか!!」




フンッとそっぽを向きながら、コドモのように言い切ると




「気持ちよかったんだろ?
俺とのキス。」




そう言って
勝ち誇ったかのように
部長が笑う





「はぁ!?」


「気持ちよかったからやめられなかった
俺のコトが好きだから、拒めなかった
そうだろう?藤堂」



目の前にいる悪魔は
俺の頭をポンポンと優しく叩くと






「オマエの感じた背徳感や罪悪感は俺が全部受け止めてやる。」


「部長…」


「スキだよ、藤堂。
全部全部俺のせいにして構わないから、今だけは俺に溺れろ。」




そう言って
俺のカラダを
優しく真綿でくるむように
抱きしめた。
< 109 / 177 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop