○○を想うと~special Fan book~



――アホか!!こいつ!!



「なくてもいいとは言わないけど…
これから時間かけて
あたしのキモチイイトコ、
見つけてくれたら許す。」



あきれながらそう答えると



「途中で怒ったりしねぇ?」



目の前の残念オトコは
またこんなコトを聞いてくる。





――だあぁぁぁぁっ!!

女の子か、コイツ!!!




「さぁね。
あんたが手ぇ抜いてるって感じたら怒るけど、精一杯愛してくれたらそれで満足。」



「イかせられなくても??」



「あのね、アンタSEXナメてんの??
そんな簡単にイケるワケないでしょーが。
時間かけてお互いのツボがわかんなきゃ、イケないでしょ??カラダの相性がよっぽどよければ別だけど。」




めんどくさいセンパイの質問に
多少イライラしながら答えると




「ふーーん…。
そっかぁ……
どうすっかな~~……。」



センパイは何かをうーんと
腕組みして考えた後





唐突にポンと手を叩いて





「俺、シャワー浴びてくるわ。」





突然ベッドから立ち上がる。




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