○○を想うと~special Fan book~
真っ赤な顔しながら例のブツを押し返すと
「あっ、そう。
じゃーアンタ、今の馬鹿馬鹿しいセーター戦争続ける気??」
「…え……?」
突然冷たくなった理央の言い方に驚いて、固まりながら彼女の顔を見ると
「コレ着てけば、十中八九この件は片付くわよ?」
理央はタバコに火をつけながら、色っぽく呟く。
「やんの?やんないの?
最後はアンタが決めることよ。」
フゥと煙を吐き出しながら理央は試すような視線で私を見つめる。
私は例のブツをゆっくりと握りしめると
「やるわよ!!やりゃーいいんでしょ!!??」
理央に向かって絶叫する。
そんな私を見て
「上出来♪」
満足そうに理央が笑う。
決戦の日は明日!!
私は決意を新たに例のブツを握りしめながら、その日は眠りについたのだった。