○○を想うと~special Fan book~


不覚にも
センパイに向けられた視線に釘付けになって、彼の視線から逃れられずにいると



「あのなー。なんちゅう目ぇしてんだよ。」



ボリボリ頭をかきむしりながら
困ったように先輩があたしの顔をぺしぺし叩く。





「は??」




なんであたしが叩かれなきゃいけないのよ!!





イラッとしながら
訊ねると




「そんな目してたら襲いたくなるだろーが!!」




センパイは真っ赤な顔をしながら
恥ずかしそうにそう叫ぶ。





「あー!!怖い!!
乱れた性生活を送っていた娘さんは本当に怖い!!」



「は、はぁ!!?
なに言っちゃってんのよ!!」



「天然でその顔できんだろ!?
あ~~怖い!!
俺は騙されないぞ!!
俺は強い意志をもってシャワーを浴びる!!」



「は、はぁっ!!?」



「待っていたまえ、一ノ瀬くん!!
俺が隅々まで体洗ったら…
清いカラダになったら…
一緒にキモチヨクなろうな??」





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