○○を想うと~special Fan book~
よ、よそのこ??
ようしえんぐみってもしかして、俺をほかのおうちにあげちゃうってことなのか!!?
いやだ!!
ぼく、すてられるのはいやだ!!
そう想うと、本気の涙がおなかの奥からこみ上げてきて
「やだぁーーーーーー!!
ぼくのこと捨てないでーーーーーー!!
びぇぇぇぇぇぇーん!!!!!!」
言葉も出ないほど号泣。
いやだ!
捨てられるのだけは、ぜったいいやだ!!
よそのおうちの子になんてなりたくない!!
ぼく、おかあさんの側がいい~~~っ!!
うぎゃあああ~、と泣き叫ぶと
「もう!イジワルしないの!!
よしよし、仁。
だいじょうぶ、だいじょうぶよ??
仁のコト捨てたりするはずないでしょ??」
母さんは桐谷慎をメッと睨むと
僕の体を優しく強く抱きしめる。