○○を想うと~special Fan book~


「どういういみだよっ!!」


「どうもこうもそのまんまだろ?
藤堂と高宮が結婚してたらオマエはこの世に存在してない。」


「なんでだよ!!」




いみわかんないっ!!
しゅーちゃんパパが本当のお父さんだと、なんでぼくは生まれてこないのさっ!!



ギロッと睨むと





「そりゃそうだろー?
あの地下の資料室で俺の精子と高宮の卵子が、ながーいトンネル抜けた末に出逢って……」





「桐谷慎っ!!!!」





悪魔はお母さんに睨まれて




「あ、いいすぎか。」




なぜか突然言いよどむ。







-―??






意味がわからず


「黙るなんてひきょうだぞ!!なんとかいえ!!」


目の前の悪魔を攻撃すると



「まぁ…なんだ。
オマエは俺と高宮に神様がくれた大事なギフトなんだ。
俺と高宮だから神様はオマエをプレゼントしてくれた。
だから…その組み合わせが藤堂と高宮だったら…神様はきっと違う子をプレゼントしてくれたと俺は思うよ??」



そう言って
俺の頭をポンポンと優しく叩いた。



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