○○を想うと~special Fan book~
「アイツのSEXって普通そうだよなー。」
「ってかディープキスすらヘタクソそうだなー。」
「あー、ヤダヤダ。
藤堂が育てたからこーんなに純になっちゃったのかねぇ。」
ケラケラ笑いながら
こんなムカツクコトをいいだす、悪魔
ヤツのスーツの上着をギリギリと握り締めながら
「一途で何が悪いのよ!
私なんて高校の頃ずーーっとしゅーちゃん一筋だったんだからっ!
キスも初体験も高2だったけど、遅いなんて思ったことないわよっ!!」
そう叫ぶと
「へ~~ぇ。
俺の前でソレを言うか。」
――や、ヤバイッ!!
桐谷慎はアオスジを立てながら
悪魔の視線で
私をギロリと睨む。