○○を想うと~special Fan book~
その後は…
いつものごとく、腰が砕けるまで
ベッドの上で
私は桐谷慎にキッチリ・カッチリ・バッチリと
骨の髄までシッカリ調教をされてしまった。
「あ、悪魔…!!」
上がる息を抑えながら
ベッドに突っ伏したまんま
非難の声をカレにかけると
「俺を怒らせた、伊織チャンが悪い。」
マルボロの煙をくゆらせながら
フフンと笑って、彼がそう言う。
「覚えてて?高宮。
俺は独占欲の強いオトコなんだよ。
藤堂に溺れっぱなしのオマエの話を聞かされて、平常心を保てるほど、俺はオトナじゃない。」
仁を含めて
三人も子どもを授かった
れっきとしたお父さんなのに
桐谷慎はあの頃と同じ
“桐谷部長”の顔をして
私の中のオンナを刺激し続ける。