○○を想うと~special Fan book~



タバコを灰皿でつぶして
私の頭を優しくなでると



「愛してるよ、高宮。」



そう言って
あの頃と同じ笑顔で
私にゆっくりと微笑みかける。




いくつになっても
どんなに時を重ねても
カレは少しも変わらず



子どもの前では
とてもいいお父さんでも



私の前では
いつだって危険でセクシーなエロ部長。




そんなカレに私は
いつだってドキドキして
彼の前では恋する女の子で



カレとカラダを重ねて
自分の官能をさらけ出すたびに
私はオンナに生まれてよかったと
心底思う。




繋がりあう手段をもった
オトコとオンナで




こんなにも欲しいと思える人に
出会えて、私は本当に幸せだ。




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