○○を想うと~special Fan book~
「俺はね?
アンタに伊織を奪われたコト、ずーーーっと根にもってたんです。」
「はぁ?」
「帰り道でウンコ踏めばいいのにって呪いをかけたり、明日アンタが食べる納豆が本当に腐ってたらいいのにとか、毎日毎日ちっちゃい不幸がアンタに起こるように祈ってました。」
天の声はフゥとため息を吐きながら
遠くを見つめるかのような声で
言葉を紡ぎます。
「でも…
アンタはウンコを踏まなかった!!
納豆も腐ってなかった!!」
「は、はぁっ!?」
「だから…です!!
この劇で俺は復讐すると誓ったんです!!」
きっぱりと
決意のある声で
キリタニ姫に真実を告げた
天の声。
「いけっ!
やっちゃってください、専務!!
憎き桐谷部長を奈落の底に突き落とすんです!!」
その声を聞いた途端
センム王子は大きくコックリ頷くと
「キリタニ姫ー!
ボクはあなたを愛している~~~!!」
ぶっちゅーーーーーーー!
キリタニ姫のバラのように赤い唇に熱い熱いキスを落としました。