○○を想うと~special Fan book~
俺は喜多川の見せた、予想以上の大器の予感に胸を弾ませながら、アイツにしっかりと向き合うと
「おめでとう、喜多川!!」
「ふぇっ??」
「君は…!!
君の立派な息子は……!!
自然薯(ジネンジョ)だっ!!!!!」
そう言って
ビシッと俺は喜多川を指差す。
「じ、じねんじょ??」
「そうだ。天然モノのヤマイモだっ!!」
長イモよりも
太くて
濃くて
肉厚な自然薯(ジネンジョ)
「期待…してるからな!!」
俺がポンとアイツの肩を叩くと、喜多川は涙目になりながら、こう言った。
「お、俺!!
精一杯頑張りますっ!!!」