○○を想うと~special Fan book~


すると小松社長はなんだか嬉しそうな笑みを浮かべて俺のムスコをチラリと盗み見る。




――ふふん、食いついた。





心の中でシメシメとほくそ笑むと




「あぁ…、あなたもすみません!!」




俺は白々しく、喜多川に話を振る。






喜多川に目を移動させたその瞬間。



「ま、まぁぁぁぁ~っ!!!!」


小松社長の目が思わず金のキノコに変わる!!!






――よし!勝った!!





その核心を持った俺は、喜多川に小さく目でサインを送る。







すると……



「す、すみません、マダム。
ボクがカレの足を引っ掛けてしまったみたいでっ…!!!」




喜多川はオドオドとした目で小松社長を上目遣いでジィっと見つめる。



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